八川社のブログ

プロ野球、電源不要、サイコロ野球

4月−3・72A-54U

クライマックスシリーズファイナル! 投手戦を制したのは?】

クライマックスシリーズファイナル第1試合

72A︰000 000 000 =0
―――――――――――――――
54U︰000 000 30X =3

【スタメン】DHあり
72A:4武上-9ロペスL-3ロバーツL-8若松L-5荒川-D内田L-2大矢-7山下-6東条
54U:5河内-4安井(8山田L)-7深見-3笠原L-9水谷-Dスタルヒン(RDマケーブ)-8小田野(4浜崎)-2レッカ-6浜村

【投手】
72A:●松岡(0-2)-安田(1-0)
54U:○鈴木啓(1-0)-江藤-S滝(0-0,1)

【HR】
72A:-
54U:レッカ1

【ダイジェスト】

序盤から両先発が快調に飛ばしてチャンスらしいチャンスを作らせない。6回まで3塁を踏んだランナーが2人しかいない、素晴らしい投手戦。7回、54Uがホームランで先制。このリードを継投で守り、最後はエースの一投で締めた。

【試合詳細】

クライマックスシリーズファーストを制した72Aを54Uが迎え撃つファイナルステージ。クライマックスシリーズは順位が上のチームの54Uに1勝のアドバンテージがある、2勝先勝制。
先発は72Aがエース松岡、54Uは左腕鈴木啓。
1回表、2死からロバーツがライト線に落ちるヒット。ロバーツは2塁を狙ったが、水谷からレーザービームが帰ってきてタッチアウトとなり、3人で攻撃終了となった。
1回裏、前回とは全く違う、松岡の目の覚めるようなピッチングで三者凡退。
2回表は三者凡退。
2回裏も三者凡退。
3回表、先頭の大矢が内野安打で出塁。しかし後続が倒れて無得点。
3回裏、先頭の小田野がヒットで出塁したが、レッカは三振、浜村がサードゴロゲッツーでチェンジ。
4回表は三者凡退。
4回裏、先頭の河内がヒットで出塁。2死後笠原が一二塁間を破るヒットで13塁としたが、水谷がショートゴロでチェンジ。
5回表、1死から内田がライト線に二塁打を放つ。しかし後が続かない。無得点に終わった。
5回裏、1死から小田野が四球で出たが、後続が倒れて無得点。
6回表は三者凡退。
6回裏、1死から安井がヒット。深見の四球で12塁。笠原のファーストゴロ進塁打で2死23塁としたが、水谷がショートゴロに倒れて無得点。
7回表は三者凡退。
7回裏、先頭のDHスタルヒンが四球で出塁。代走にマケーブが送られる。続く小田野はボテボテのサードゴロ。荒川が捕って1塁に送ったが間に合わず内野安打で無死12塁。投手コーチがマウンドに行く。そして迎えるはレッカ。2ボールからの3球目のストレートを叩くと、打球はレフトスタンド上段に飛び込む1号3ラン。このあとは抑えたが、54Uは貴重な3点を先制した。2番の安井に代わって山田がセンターに入り、7番の小田野に代わって浜崎がセカンドに入った。
8回表からは2番手の抑えの江藤が登板。三者凡退に斬って取る。
8回裏からは熱投の松岡に代わって大車輪の活躍を続けてきた安田が登板。2死から水谷が四球で出ると、マケーブのショートゴロが内野安打となって12塁。しかし浜崎がキャッチャーファウルフライでチェンジ。
3点リードの9回表、江藤に代わって3番手にエース滝が上がる。先頭の東条は4球目をピッチャーゴロ。武上は5球目をショートゴロ。そしてロペス。3ボール2ストライクからの6球目、渾身のストレートがインコース低めに。審判の手は・・・・・・上がった! 見逃し三振でゲームセット。
リーグ戦を7勝0敗で勝ち上がった54年ユニオンズは無敗でこのインパクトリーグ第24シリーズを制した。監督のソユーズきめら監督は10回目の優勝となった。
72Aはただ1球に泣いた。これもまた野球である。

両軍監督の印象に残った選手は以下の通り。
【A】松岡(A) レッカ(U)
【U】松岡(U) レッカ(A)

マン・オブ・ザ・マッチ:レッカ(54U)。7回の決勝3ラン。これ以上言うことがあるだろうか。