八川社のブログ

プロ野球、電源不要、サイコロ野球

資料の差異

きめら・にせんです。

1950年の結果の資料を調べているんですが、かなり現代のと違うのです。
まず、四死球が別れてない。四球、敬遠四球死球がいっしょくたになっているのです。
また、犠牲フライが存在しません(1942年から1953年まで打数に含まれる)。

投手データにセーブやホールドがないのは当たり前として、完投の数が異常です。
あと、捕手の盗塁阻止率のデータがないです。
考えると、今みたいにコンピュータがないわけで、計算も手回し式の計算機でやっていた時代、打率早見表(山内式レコナー)が稀代の名作と言われていた時代、記録員はスコアシートを1枚1枚チェックしながらこれだけの資料を作り上げていたわけです。その苦労が資料から偲ばれます。
これをコンピュータデータ化し、IBM−BISのようなデータベースを作り上げることに成功した人たちは、われわれのような記録愛好家にとってはネ申です。
その恩恵をありがたく思いながら、私はきょうもワープロに向かうのです。