八川社のブログ

プロ野球、電源不要、サイコロ野球

記録から見る日本シリーズ第4戦


(1)タイに追い付く

第4戦は西武が岸の好投で5−0と勝ち、2勝2敗のタイにした。
2勝2敗となったケースは19回あり、そのうち追いついたチームは8回優勝している。
また、第4戦まで○●●○のケースは過去に5回あり、そのうち4回は西武(西鉄)−巨人戦である。この並びで4・5戦と連勝したチームはない。

(2)岸の好投

岸はこれが初登板かと思わせる好投を見せて4安打完封。3塁を踏ませなかった。
初登板初完封は"05年第2戦のロッテの渡辺俊以来3年ぶり12人目。
また、毎回の10奪三振
シリーズでの毎回奪三振は'81年第2戦の巨人の西本以来27年ぶり2人目。西本もシリーズ初登板だった。
シリーズ初登板での2ケタ奪三振は前述の西本に加えて、'54年第1戦の中日の杉下、"00年第5戦の巨人の高橋尚に次ぎ、岸が4人目となる。
記録に残る大仕事だった。

(3)おかわり君のおかわり

西武の中村が4回と6回に勝負を決める2打席連続のホームラン。
シリーズの1試合2ホームランは30回目(25人目)。
そのうち2打席連発は"04年第6戦の西武の和田以来4年ぶり19回目(17人目、巨人の長嶋が3回記録)。
これを4番打者と限定すると'94年第5戦の清原以来14年ぶり7回目(5人目、前述の長嶋)となる。
なお、2本ともランナーがいる場面での2打席連発はシリーズ史上初の快挙である。

 以上、きめらにせんでした。