（１）巨人が王手
日本シリーズ第５戦は巨人が７−３と逆転勝ちし、対戦成績を３勝２敗とした。。
２勝２敗から王手をかけたケースは過去に20回あり、王手をかけたチームは14回優勝している。
ただし、そこから逆転優勝した６回のうち３回が西武である。また、直近の２回は先に王手をかけられたチームが逆転優勝している。
西武は今まで12回日本シリーズを制覇しているが、そのうち５回が先に王手を掛けられてからの逆転優勝。
第５戦で王手をかけて本拠地に戻ってきたケースは８回あり、そのうち６回優勝している（'54中日、'78ヤクルト、'87西武、'94巨人、'98横浜、"00巨人）。
'64阪神と"04中日が逆転を許しているが、"04年の日本一は西武。
なお、巨人は２回とも第６戦で勝負を決めている。どうやら、第６戦で決められるかどうかが分水嶺らしい。
第６戦は８日、東京ドームで18:15から行われる。
（２）怒涛の５連打
巨人は７回表、それまで２安打と好投していた涌井を攻め、ラミレスの二遊間の当たりが２塁ベースを直撃して右中間に跳ねるのを見て２塁を陥れる劇走の二塁打を皮切りに、阿部−亀井−脇谷−坂本と５連打で４点を奪って逆転。
シリーズで四死球・犠打・犠飛を挟まない純粋な連続安打は６連打で、"03ダイエーが第２戦の２回に、"05ロッテが第２戦の６回に達成しているが、巨人のシリーズ５連打は'69年第６戦の６回に１番高田−土井−王−長嶋−黒江、"02年第２戦の３回に９番桑田−清水−二岡−高橋由−松井で達成して以来６年ぶり３回目となる。
また、この中には二塁打が３本あり、１イニング３二塁打は"04西武が第３戦の７回に達成して以来４年ぶり11回目のシリーズタイ記録になる。
余談だが、９回に鈴木尚がスクイズで追加点を挙げている。巨人のシリーズでのスクイズ成功は'68年第４戦の高橋一以来40年ぶり。野手に限ると、'53年第２戦の平井以来55年ぶりとなる。
（３）手負いの獅子
西武は主力の負傷離脱が響いた。
２回にセーフティバントを試みた細川が右肩を痛めて（脱臼らしい）交代、４回には中島がわき腹を痛めて交代。
７回にラミレスの当たりを交代でセカンドに入った平尾が処理できず、代役捕手の銀仁朗が涌井をうまくリードできずに逆転を許したことを見ても、この交代は痛かった。
しかし、二人とも第６戦にも出る気満々だ。１日の休養で復帰してくることを望む。
（０）ちょっといい話を
11/8の日本シリーズ第６戦ですが、阿佐ヶ谷LOFT−Aで観戦イベントがあります。毎度おなじみの「プロ野球ナイト」。
前売り1500円＋飲食費で好きなだけ盛り上がってください。ユニフォームを着ていると割引があります。
以上、きめらにせんでした。
