八川社のブログ

プロ野球、電源不要、サイコロ野球

代打記録を語る プレバト!!風

八川社代表 牧 です。コミケ90の準備まだ終わってません(きっぱり)。

まあ、いつもに比べると随分マシな状況なんで大丈夫でしょう。
八川社 コミックマーケット90 8/13 東4−メ10b でお待ちしてます。

今回は、ちょっと前にある会合であったことです。

ある年下の友人が、「昔の代打記録について調べてきた。」というのです。
彼の名誉の為に言っておきますと、野球の記録・通算記録をはじめトリビアっぽいものとかセイバーメトリクスについては私より数段詳しいです。

話を聞くと、代打記録の集計は1955年パリーグ年報の年度記録集計号からであることはちゃんとおさえていて、オフィシャルベースボールガイド以前のデータを調べたようですが、かなり短時間で調べ切ったようです。

TBSのプレバト!!風に言うとこの時点「凡人」ではありません。

1955の欄を見ると、「呉昌征」と「木織武美」の名前がありました。それぞれ代打率.436と.344です。
この二人の間に2人の選手がいますが、代打起用数が少ないのでピックアップとしてはこれでいいでしょう。

しかし、ちょっとたりないですなあ。統計の仕事で代打打率のいい選手のリストを作ればいいのだったらそれでいいでしょう。
これをネタに文章を書いて人に伝えようするならばね。

「打点は?」という私の問に、彼はメモの上記2選手の打点を指して「ちゃんと書いてありますよ。」と言います。

まあ、ヒントと思い「スタルヒンの14打点があったろ。」と教えてあげました。
スタルヒンは代打率は.286と上記2選手より随分下ですが、打点では上回っています。(呉 9打点、木織 8打点)

彼は「今回はハイアベレージを調べたから・・」とブツブツ言っておりましたが・・ここでその場の話は終わってしまいました。

代打ハイアベレージの話を原稿に書く場合、「スタルヒンの14打点を知っているかどうかで原稿の書き方が違うでしょ。」ってことなんですよ。原稿にスタルヒンのことは書かなくても材料とうかバックボーンがあると原稿の深味が違ってくるのではないでしょうか?
それが、私の解釈の「宇佐美イズム」の大切な点です。

それから、代打記録の一覧を見るならば、実はもうひとつ気づいてほしいことがあったんですがねえ。
まあ、私も気づくのに時間がかかりましたから偉そうなことは言えませんが・・

これもプレバト!!風に言うと、これがすぐわかれば「特待生」ってとこですね。

記録にはいろいろな視点がありますので、私がきづいていないことも多々あるとおもいます。