八川社のブログ

プロ野球、電源不要、サイコロ野球

インパクトベースボールがよくわからなくなるブログ−5

5回目は、打席の流れについて解説しましょう。

【5 打席】
1打席は投球→打撃→守備の3つのプロセスを経て完成します。
マユミ「これだけ?」
これだけです。では、次回の……
マユミ「ちょっと待って。このゲームでは3つのプロセスごとにサイコロを振るんだよね?」
そうです。
コンタ「他のゲームに比べてサイコロを振る回数が多いんだが」
確かに他のサイコロ野球ゲームに比べて、多いですね。大ヒットした『熱闘12球団ペナントレース』は基本的に1回のサイ振りで結果が出ますからね。その手軽さがウケたのはたしかです。
マユミ「このゲームでそれを採用しなかったのはなぜ?」
このゲームでは結果は打者の能力が重視され、投手の能力はほとんど刺身のツマだったのです。つまり、投手の優秀さはあまり発揮されなかったのです。
この作品の後継として作られた『ザ☆BIG野球』ては投手と打者の2回振りとなり、投手の能力がより発揮されるようになりました。
コンタ「インパクトベースボールがこれらと違うところは?」
難しいところですが、投手の好不調や走者の能力がダイレクトに発揮されるところ、ですかね。それと、投手のローテーションが明確なルールの元で構成されることでしょうか。切り口の違いですから、どっちがいいかということはプレーされる方におまかせしますが。
コンタ「全部やってるからな。でも細かいルールが多すぎはしないかな」
『シミュレーション』ゲームですから。プレイの手間よりも、再現性・リアリズムを重視したのです。
マユミ「でも、近頃のプレーヤーは、長いゲームは嫌う傾向にあるみたいよ」
……その答えは、のちの世に出るでしょう。我々は我々の目指すものを目指すだけです。

さて、次回はそれぞれのプロセスについてお話ししましょう。