八川社のブログ

プロ野球、電源不要、サイコロ野球

インパクトベースボールがよくわからなくなるブログ−7

7回目は、投球について解説しましょう。
【7 投球】
投球は、守備側がサイコロを振って左右修正を加えてから、投手カードのそのイニングの調子の欄に当てはめ、結果を出します。
記号については2回目で解説していますから省略します。
マユミ「でも、Xの内容については解説してないよ」
そうでしたね。では、X表について解説しましょう。
X表はバッテリーエラー「X」の結果が出たときに参照します。
もう一度サイコロを2個振り、捕手の「捕」の数値をそのまま加えてから、X表を参照して結果を出します。
記号は以下の内容を表します。
S:RRが3以上のランナーのうち1人を進塁させられます。盗塁したことになります。
S+:SRまたはRRが1以上のランナーを1人進塁させられます。盗塁したことになります。
BB:四球です。打者は1塁に行きます。
HP:死球です。打者は1塁に行きます。
BK:ボークです。ランナーは全員1つ進塁します。
WP:暴投です。ランナーは全員1つ進塁します。
PB:パスボールです。ランナーは全員1つ進塁します。
PB+:パスボールです。ランナーは全員1つ進塁し、さらにそこから一番先の塁にいるランナーを1つ進塁できます。
マユミ「ランナーがいない時にWPとか出しても意味ないわね」
ランナーがいないときにXを出したら、X表の「HP」の結果以外はすべて「BB」となります。
コンタ「SやS+で該当するランナーがいなかったらどうするんだ」
該当するランナーがいないか、いても前の塁が詰まっていて進塁できない場合は、このXはなかったことになり、もう一度投球からやり直すことになります。なお、BB・HP以外の結果が出たときは、結果を適用したあと、同じ打者で投球からやり直します。
マユミ「バッターについてはまだ結果が出てないもんね」
コンタ「……なるほど、そういうことか」
マユミ「どうしたの?」
コンタ「捕手の『捕』が高いと、多少SやS+に行きやすくなる。ということは、ランナーが進む可能性が低くなるということなんだな」
そのとおりです。捕手の『捕』はまさにそのためにある数値なのです。
マユミ「コンタ、すごーーい」
コンタ「まあな」
【8-1 左右修正表】
左右修正表は投手の投球のときに使用します。投手の利き腕・投げ方と打者の入る打席とを参照して、表で出た修正値を投球のサイコロに加えます。
マユミ「右打者は基本的に修正なしで、スイッチヒッターは一律-1なのね」
コンタ「右打者が多いからな。いちいち修正をつけていたら面倒でしかたない。スイッチヒッターはどちらにも対応できる代わりに、有利さも半分というわけだ。ところで、○や<>の記号はサイドやアンダーという実際の投げ方とは関係あるのか?」
サイドの投手には○が付きやすいようですが、投げ方よりは左右に対する被打率で分けているんですね。右のサイドでも左打者を抑えていたら、○右よりは<右>のほうが史実に近いでしょう?
コンタ「なるほど、5も修正が違ってはな」
そうだ、忘れてた。投球時のサイコロの目が『01』だったときは、左右修正はつきません。
マユミ「ファンブル目というわけね」
そうですね。すべての投手は01が失投(『BS+』か『BS*』)になっていますから。
コンタ「失投しない投手などいないということだな」
マユミ「『00』はクリティカルにならないの?」
100は左右修正を受けます。でも、ほとんどの投手ではそのまま三振になりますよ。
コンタ「Kが99以上か、98の○右投手しか該当しないからな」
さて、次回は打撃をやりましょう。
では、また次回。